精密機器輸送業者がアリソンAT搭載の中型トラックを初採用

中型トラックで唯一搭載のPレンジで安心、安全な運行を高く評価

東京2021年9月7日— 中・大型商用車向けオートマチックトランスミッションの世界最大手メーカーであり、ハイブリッド駆動システムおよび完全電気駆動システムを含む商用車向け駆動ソリューションのサプライヤー、アリソントランスミッションの日本法人であるアリソンジャパン株式会社(代表取締役社長 ニコラス・ダルマ)は、秋田県大館市で主に精密機器などの輸送を手がける、株式会社エス・トランスポートサービス(代表取締役 斎藤隆幸)が、全社で輸送用トラックの2ペダル化を進める中、アリソン製フルオートマチックトランスミッション搭載の日野自動車製中型トラック「レンジャー」を採用し、運転のしやすさや安全性の高さを高く評価していると公表しました。

長距離輸送が7割を占めるエス・トランスポートサービス社は、アリソン製AT搭載の中型トラックを、主に輸出用電子部品の長距離輸送に運用しています。同社では、マニュアルトランスミッション搭載車での長時間走行をすると、クラッチワークの積み重ねによって、多くのドライバーが腰痛に悩まされていました。AT車は、クラッチワークが不要で運転操作が楽になるだけでなく、特許取得済みのトルクコンバーターの搭載により、積載を感じさせないほどの力強い発進性能と滑らかな変速により快適な走行を実現します。アリソン製AT搭載車を導入してから、ドライバーのストレス、疲労軽減に大きく寄与し、ドライバーからもAT車を希望する声が多く上がってきています。

また、中型トラックとして唯一アリソン製AT車に設定されているPレンジは、MT車やAMT車には設定がなく、エス・トランスポート社がアリソン製AT車を採用した大きな理由の一つです。安全・安心な運行が何よりも大事である輸送業として、これまでMT車を駐車した際、サイドブレーキの引きを再確認しに車両まで戻ることも少なくなかったといいます。Pレンジがあるおかげで、自走事故を防げるため安心して駐車することができ、業務の効率化にも貢献しています。

エス・トランスポートサービス社の代表取締役 斎藤隆幸氏は、「経営者として、ドライバーの快適な労働環境を整えることは非常に大事で、西東北日野自動車(株)に相談したところ、アリソン製AT車の試乗を勧められました。実際に私が運転し、スムーズな走りと操作性の高さから社員のストレス軽減に寄与すると考え、採用に至りました。ベテランドライバーの中にはAT車の走行性能に懐疑的なものもいましたが、実際に運転してみて、力強い走りと、排気ブレーキによる下り坂での減速が想像以上に効果的であることに驚いています。今では多くのドライバーからAT車のおかげで運転が楽になったという声が上がっています。また、当社調べによる6月の月間の平均燃費はアリソン製AT車で6.9km/L、MT車で6.6km/L〜5.4km/Lと、AT車が優れていることがわかりました。今後、さまざまな運転スキルを持ったドライバーが乗務する際、AT車は燃費の平準化ができると見ています」と述べました。

アリソントランスミッションでは、より多くのエンドユーザー様にアリソン製フルオートマチックトランスミッション搭載車を実際に体験していただき、その優れた走行性能、操作性の高さを実感していただきたいと考え、今後、全国の販売会社様と協力し、試乗機会を創出していく予定です。アリソンはこれからも世界の商用車メーカーと協力し、優れた技術力と製品でお客様の生産性向上に寄与していきます。

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アリソントランスミッション(NYSE: ALSN)は、商用車および防衛車両向けの車両推進ソリューションを設計・製造するリーディングカンパニーであり、中・大型のフルオートマチックトランスミッションの世界最大のメーカーであるとともに、世界の働き方を改善する電動化推進システムのリーダーでもあります。アリソン製品は、オンハイウェイ・トラック(配送、塵芥収集、建機、消防、救急)、バス(スクールバス、路線・観光バス)、キャンピングカー、オフハイウェイ・ビークルおよび機器(エネルギー開発、鉱山用機器、建設)、防衛車両など、さまざまな用途で使用されています。1915年の創業以来、本社を米国インディアナ州インディアナポリスに置き、世界150カ国以上で事業を展開し、オランダ、中国、ブラジルに地域本部、米国、ハンガリー、インドに製造拠点を持つほか、インディアナ州インディアナポリス、ミシガン州オーバーンヒルズ、英国ロンドンに電動化エンジニアリングセンターを置くなど、グローバルなエンジニアリングリソースを有しています。また、アリソンは世界各地に1,600以上の独立した販売代理店およびディーラーを有しています。詳細については、allisontransmission.comをご覧ください。